物流プロセス第一本部 物流企画部
「見積り」から不可能を可能にする取り組み。

運賃とサービスの質の整合性を見極める。

河内のミッションは、輸送コストの“見積り”である。三井物産営業部からの依頼に基づいて、輸出に関わる国内料金、海上運賃、外国内陸輸送費などの物流費用の情報を各業者やパートナー会社から入手し、それらの整合性を把握した上で、ニーズに合った最善の見積りを提示していくことになる。またそれに伴い、最適な物流の提案も行っていく。そのため、航路ごとの運賃のマーケット情報の調査・把握、航路ごとの規制の有無、その他不測の状況等の情報収集も欠かせない作業だ。見積る際のポイントとなるのは“整合性”である。「マーケットと比較して価格は適正であるか、商品によって変動する運賃設定は妥当かどうか。あるいは、スケジュール通りの航海が可能か、船積みの優先順や船積みスペースの規模など、価格とサービスの質を見極めて整合性を把握していきます」。さらに重要なポイントは、河内のもとに見積りの依頼がくるのは、三井物産が商談を決める前段階ということだ。つまり、たとえば河内が提示する見積りがマーケット相場から著しく逸脱している場合や、お客様のニーズにマッチしないとき、商談が不成立になる危険性もあるということである。そのため提示する見積りの整合性は、厳しく見極めていく必要がある。また、見積りの現場はデスクワークのイメージが強いが、河内たちは単に見積り書類を作成しているだけではない。実際にモノを見に出向くことが少なくないのだ。実際にどのようなものを輸送するのかを実地で検分して、見積りに反映させていく作業は、極めて重要なのである。

■Profile

2000年入社

高校時代からアコースティックギターの弾き語りが好きだった。オリジナル曲をストリートで歌ったこともある。昨年結婚、最近の休日はパートナーと過ごすことが多い愛妻家。


「見積り」の現場主義。運べないものを運ぶ。

かつて、ある案件の見積りを担当したときも、河内は現場まで出向いていった。場所は茨城県にある工場。そこにある実験機械を出荷するというものだった。しかし、貨物サイズ等から判断すると、道交法上輸送できないサイズの貨物である可能性があった。河内は輸送業者とともに現場に赴き、まず現物の採寸を行った。その結果、やはり、大きすぎて道交法に抵触することが判明した。その状況に対処するため、メーカーサイドの技術者も含めて打ち合わせを何度か行い、輸送可能なサイズに分解することで、無事輸送は実現できたのである。「現場を見ないで仕事をしていると輸送できないサイズであれば、分解すればいいと単純に思ってしまうものです。しかし、分解といってもそう簡単にはいかないメーカーサイドの事情があることが理解できました。分解後に再度組み立てるための工夫、さらにはそのための設計図など、現場を自分の目で見て状況を把握したからこそ、適切な整合性のある見積りに結び付いたのだと思いますね」。河内はこの実験機械だけでなく、危険物指定の化学品輸送ではメーカーの実験室に乗り込み、その商品がどのようなものであるか確認し、またある大型機械では、国交省の許可を取り特別なクレーンを用意して輸送を実現するなど、モノそのものに見て触れることが、見積り作業の重要な要素だと考えている。「物流というのは、知れば知るほど奥深く多様です。しかも世界中と取引している三井物産の物流を担っていますから、世界情勢がビビッドに反映される世界。世界を相手に仕事をしているという手応えが実感できること。それがこの仕事の大きな魅力です」。


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