物流プロセス第二本部 輸入部
物流のプロフェッショナルが見る未来。

“食の安全・安心”を物流から確保する自負と誇り。

北澤の担当は、食料品の輸入だ。食料品を船積みしたコンテナ船が外国を出港した段階から、北澤らは海上での荷動きをチェックしていくことになる。海上では冷凍コンテナの故障や海水の浸水など不測の事態が少なくない。トラブルの際の迅速な対応のためにも荷動きの情報収集は欠かせない。日本に到着した貨物は“通関”という、避けては通れない壁を突破することになるが、申告書や貨物明細書などの通関書類に間違いがないかどうかの厳密なチェックも、輸入担当の重要任務だ。物流の世界では、近年、とみに“荷主の責任”が問われるようになってきている。通関書類と貨物内容の不一致や支払うべき関税の過不足など、コンプライアンス上の問題が発生することを回避することは至上命題。コンプライアンスの意識とその徹底が、経営上も実際の業務においても、最も重要なテーマになっているのだ。特に関税は通関における大きなポイント。貨物の関税分類は細分化されて決まっており、ミスすることなく適正な支払いを確実に履行しなければならない。こうした“通関”をクリアして、貨物は輸入業者の元へデリバリーされていくことになる。「食品の輸入業務では、実務経験や商品知識のほか、関税法はもちろん、食品衛生法など、いくつかの法令知識が必要とされます。ましてや“食の安全”が強く求められるようになった昨今では、“水際管理”の意識を持って商品に接するようにしています」。食品の物流に関わることは、輸入業者そして消費者に、確かな安全と安心を届けるということ。それが物流のプロとしての北澤の自負と誇りでもある。

■Profile

2006年入社

ニュージーランドの物流会社で8年間勤務しMTSに入社した。その前は“大工”だったという経歴を持つ。その腕を活かして、休日は我が家の内装リフォームにかかりっきりだ。


ベトナムで新しい物流チーム立ち上げに奮闘。

2008年12月まで北澤は、シンガポールにあるアジア大洋州三井物産のロジスティクスマネジメント室へ研修員として出向していた。ロジスティクスマネジメント室は、物流におけるコンプライアンスを含むリスク管理を担うセクション。ここで北澤は、ベトナム三井物産において営業部が一貫して行っていたデリバリー業務を、新設した物流部門チームへ切り出すプロジェクトを任されたのである。いわば新しい事業の立ち上げを担うことになったのだ。しかし、プロジェクトは決してスムーズに進展したわけではない。テーマの一つは物流リスクの軽減だった。輸送においては、外的要因で貨物や人がダメージを被ることもあり、レピュテーションリスクもある。こうした物流リスクを軽減できる物流プロセスはどうすれば構築できるのか。さらに、コンプライアンスの意識がまだ高くないベトナム風土の中で、コンプライアンスの重要性を、ベトナム人スタッフにいかに理解してもらうかも大きなテーマだった。北澤はMTSから多様な情報を取り寄せてプロセス構築に反映させ、またシンガポールから数十回足繁くベトナムに出張しスタッフとのコミュニケーションを密に取るなど、試行錯誤する中で、プロジェクトのゴールまで辿り着き帰国したのである。「孤軍奮闘、まさに自分の能力を試す場だったと思います。この経験で、さらにレベルの高い物流のプロへ成長したいという意欲も生まれましたね」。現在、北澤が目指しているのは、コンプライアンスの徹底を図りつつ、より高い水準での安全と安心を確保した物流の実現だ。物流のプロフェッショナルは、常に未来を見ている。


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