物流プロセス第二本部 航空・在庫部
多彩な知識を駆使して展開する航空輸送の醍醐味。

「通関書類」作成が貨物を動かす実感。

輸出貨物の多くは、船舶を利用する場合が多いが、商品によっては航空輸送が使われている。航空・在庫部の伊賀の担当がその航空輸送だ。輸送する商品は、電子デバイスやカメラ、パソコン基盤など、軽量でありつつ価格が高いものに加え、サンプル品や試作品など、急ぎで必要とされるものが多い。最近多くなっているのが、中国や香港の工場への原料供給やサンプル材の輸送だ。伊賀の役割は、化学品、鉄鋼案件の商品を中心とした通関書類の作成である。国内企業から三井物産が購入した商品は一度倉庫に保管され、スケジュールに応じて出荷し海外へ送られる。その際に必ず必要となるのが“通関”である。そこでは輸出する貨物の内容を正確に申告しなければならない。貨物の品名や数量、価格などを正確に記載した書類、インボイス(仕入書)やパッキングリスト(梱包明細)を作成するわけだが、ここで重要なのはコンプライアンスの実践である。「たとえば、法律上、国外に出すことが禁止されている商品もありますし、また輸出することが禁じられている国もあります。また書類一つ作るにも、外為法や関税法などの法律が関わってきますから、法律の内容にも熟知している必要があります」。こうした様々な知識をベースに書類は作成されていく。これら書類作成作業と並行して、事前に通関業者や運送会社、倉庫業者などの関係会社と打ち合わせを重ねて的確な指示を行い、スムーズな出荷を実現するのが伊賀のミッションである。「飛行機が飛び立ったら、私たちの仕事の一つの区切り。ですから、滞りなく無事に出荷を完了したとき、確かなやりがいを感じますね」。

■Profile

2003年入社

幼い頃から飛行機が好きで、飛行機に関わる仕事に就きたいと思ったのが、MTS航空輸送グループへ移動を希望した動機の一つ。子供時代から野球も続けており、社内のチームではエースとして活躍。


成田空港の通関業者への出向で得たもの。

伊賀にとって転機になったのは、1年間、成田空港の通関業者に出向したことである。MTSは通関書類を作成するものの、実際に空港や港湾で通関実務を行うわけではない。しかし実際にどのように通関が行われ、どのような流れで輸出の許可が出るのかを知ることは、日常の通関業者とのやり取りや通関書類作成において、非常に有効な武器になる。また、荷主から貨物を預かり航空会社を利用して輸送を引き受けるフォワーダーという業者がいるが、このフォワーダーの業務を近くで垣間見られたことも、貴重な経験だった。フォワーダーへの的確な指示は、スムーズな輸送実現に不可欠な要素だからだ。「空港での一連の通関の流れを経験したことで、通関への理解が深まったのはもちろん、より精度の高い書類作成や、通関業者とのスムーズなコミュニケーションも実現していると思いますね」。航空輸送ではスポット案件も多い。たとえば輸入された商品のスペックが合わず、先方に送り返す輸出案件なども飛び込んでくる。「輸入担当者から関係書類を受け取り、輸出に向けて商品を精査し、ゼロから書類を作り上げていく必要がありました。また通常は事前調整の中で関係者に根回しするのですが、緊急に対処しなければならなかった。でも空港での出向経験が功を奏し、速やかに処理することができました」。書類は正確にスピーディーに、そしてケースバイケースで柔軟に対応することが求められるのも、航空輸送の難しさであり面白さできもある。伊賀は昨年、国際航空貨物取扱士資格を取得。現在は、通関士資格の取得に挑戦中だ。自分のスキル向上にも貪欲に取り組んでいる。


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